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マンション投資でよくある失敗例を紹介。成功するために必要なこととは

「マンション投資に失敗した」という失敗談は多く、マンション投資に二の足を踏んでいる人は多いです。

では、具体的にはどのような失敗が多いのでしょうか。失敗例を理解し、少しでも成功できる確率をあげた状態でマンション投資をスタートさせましょう。

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マンション投資でよくある失敗例

マンション投資は、しっかりした対策や準備をしなければ失敗してしまう可能性があります。ここではマンション投資でよくある失敗例を5つ紹介します。

不動産会社の言いなりになってしまう

マンション投資に慣れていない場合、物件の良し悪しが分からず不動産会社に任せきりにしてしまうことがあります。

不動産会社は一般的に成功報酬で利益を得ます。つまり、どれだけ物件を提案しても成約できなければ利益がないため、1件でも多く成約できるように営業をします。

すべての不動産会社がそうではないですが、基本的に不動産会社は物件のいい点をアピールします。そして、この物件は早いもの勝ちですという話をして成約までこぎつけるのです。その結果、自分で冷静な判断ができず、早くしなければ他の人に取られてしまうという気持ちに負けて物件を購入してしまうケースが多いです。

とくに投資物件は冷静な判断が必要です。自分の意志を持たず不動産会社の言いなりになってしまうことはマンション投資の失敗につながってしまいます。

予測を甘く立ててしまう

マンション投資でよくある失敗例として、甘すぎる予測を立ててしまうことがあげられます。マンション投資はさまざまなリスクを背負います。空室リスクや修繕リスク、家賃下落リスクなど、あげればきりがないですが、これらのリスク管理を怠ると失敗してしまいます。

たとえば、入居者が購入当初から変わり、悪質な賃借人が入ってしまったとします。そうなると家賃滞納が起こったり、室内の修繕が予定よりも多くなったりするおそれがあります。

このように、将来のリスクを考えず、なんとなく購入当初のままで運営できると考えていると、当初の予定より収益が減ってしまい赤字になることもあります。

運用目的を見失ってしまう

投資の運用目的を見失ってしまい、当初の考えがブレてしまってはマンション投資で成功できません。目標とする収支額を設定し、自分のスタイルや経済状況に合わせて投資をすることが重要です。

安定した家賃収入を得たいと考えていたのに、短期的な利益に目がくらみハイリスクな物件を購入してしまうケースがあります。そうなると、自分の経済状況から逸脱した額の融資を受けることになり、返済計画が破綻してしまいます。

その結果、少し状況が変化しただけで赤字になり、最終的には物件を売却して借金だけが残ってしまうというケースもあります。

利回りだけを見て購入してしまう

物件の利回りだけを見てマンション投資をすることもよくある失敗例です。

利回りには、表面利回りと実質利回りがあります。実際に手元に残る金額は実質利回りから計算しますが、この運用計画が甘いと失敗してしまいます。

マンション投資には各種リスクのほかに、ランニングコストがかかります。固定資産税や管理費・修繕積立金、大規模修繕費やリフォーム代など、物件情報に記載していない多くのランニングコストがかかることを理解せずに投資をしてはいけません。

長期的に、購入当初の利回りのままでは運用できないことを知り、マンション投資を始めることが重要です。

資産形成を焦ってしまい失敗

近年、現金とは違った資産形成が話題になっています。円安や世界的なインフレで現金の価値が下がっていることが背景にあります。

その流れに乗り、焦ってマンション投資に手を出すと失敗してしまいます。とにかく早く資産を形成したい一心で、良くない不動産を購入してしまうのです。もう少し待って勤続年数を伸ばせば、融資額が増えて良質な不動産を購入できる可能性があるため、焦りは禁物です。

このように、不動産という大きな買い物を焦って購入してしまい、赤字になってしまうことがよくあります。

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マンション投資成功のためには何が必要?

ここまで、マンション投資でよくある失敗例を紹介しましたが、これらの失敗を回避するためには何が必要なのでしょうか。マンション投資で成功するために必要なものを解説します。

投資規模の計画性

マンション投資は自己資金で行うこともできますが、手元の資金を減らさないためにも融資を利用することをおすすめします。しかし、はじめから大きな融資額で投資をするのは危険です。

たとえば、はじめはお小遣い程度の利益を得るためという目標を設定し、運用に慣れてきたら融資額を増やし徐々に大きな物件を購入するという計画です。はじめから多額のローンで投資をすると、失敗したときの跳ね返りが大きいです。

また、資産が徐々に増えることで、金融機関からの融資可能額も大きくなります。計画的にマンション投資を続けることは理にかなった方法ですので、投資規模を検討しながら運用しましょう。

コストを把握した経営管理

マンション投資にかかるランニングコストを十分理解すれば成功できる可能性が高くなります。購入したマンションの管理費・修繕積立金、固定資産税を把握することはもちろんですし、空室になった場合のリフォーム代や仲介手数料なども考慮しましょう。

もし空室になった場合も銀行への返済は続きます。そうなったときに、どれだけ持ちこたえられるかのシミュレーションを行うことも重要です。

常に最悪のパターンを考え、コストを把握した経営を行うことで、マンション投資の成功が見えてきます。

複数物件の比較

不動産は世の中に同じものはなく唯一無二の資産ですが、物件は市場にたくさん流通しています。それらの不動産を比較し、自分に合った物件を探すことがマンション投資で成功するために必要です。

まず自分の予算にあった投資物件を調べ、流通している不動産の特徴を知りましょう。この作業をすることで、新着物件が出てきたときに物件の良し悪しを判断できるようになります。

はじめのうちはエリアの相場がわからず、良い物件を見逃してしまうこともあります。しかし、焦らずに常に物件情報のアンテナを立てておくことで、良い物件が出てきたときにすぐ反応できるのです。

このように、物件情報に一喜一憂せず、自分なりの判断基準を持つことがマンション投資で成功するポイントです。

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もし、マンション投資に失敗したら

マンション投資に成功するのは難しく、失敗することもありえます。そのようなときにどのような行動が必要なのでしょうか。マンション投資に失敗したときに必要な行動を解説します。

学びの場に積極的に参加する

マンション投資の失敗には必ず理由があります。その理由が何なのかを分析し、そして同じ失敗を繰り返さないために不動産投資について学ぶことが非常に重要です。

不動産投資の学び方は、不動産投資セミナーや個別相談会に参加することなどです。そこでマンション投資の知識を得るためだけではなく、不動産会社や税理士とのつながりを持てることもメリットです。

知識と戦略を身に付け、人脈を強化することで同じ失敗を繰り返さない努力をしましょう。

他の物件購入を検討する

もしマンション投資に失敗してしまった場合、新たに投資物件を購入しリスクを分散させる方法があります。

たとえば、はじめてのマンション投資で空室による赤字が毎月5万円出ていたとしましょう。そこで、その5万円を補填する物件を新たに購入します。しばらく利益は出ませんが、空室が解消されれば2室分の利益を得られます。

このように、複数の物件を所有することでリスク分散の効果が期待できます。

投資用マンションを売却する

マンション投資で思ったような利益が出ない場合は、売却も検討しなければいけません。しかし、ただ売却をするだけではなく、次のマンション投資を見越して計画的に売却しましょう。

物件を売却したあとの資産状況を考慮し投資の計画を立てることで、次に起こすべき行動が見えてきます。物件の売却をマンション投資に精通した不動産会社に依頼することで、マンション投資の成功に近づけるでしょう。

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コラム監修

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伊藤幸弘

資格

宅地建物取引主任者・賃貸不動産経営管理士・FP技能士・公認 不動産コンサルティングマスター・投資不動産取引士・競売不動産取扱主任者・日本不動産仲裁機構ADR調停人

書籍

『投資ワンルームマンションをはじめて売却する方に必ず読んでほしい成功法則』


『マンション投資IQアップの法則 ~なんとなく投資用マンションを所有している君へ~』

プロフィール

2002年から中古投資マンションを専門に取引を行う。
2014年より株式会社TOCHU(とうちゅう)を設立し現在にいたる。

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