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不動産投資は儲からないのか。理由や原因、成功するためのポイントを解説

不動産投資儲からない?

不動産投資は、長期的な資産形成や安定的な収入源として注目されています。しかし、「不動産投資は儲からない」という声も少なくありません。本当に不動産投資は儲からないのでしょうか。不動産投資が儲からないと言われる理由や原因を詳しく解説し、成功するためのポイントをお伝えします。

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不動産投資が儲からないと言われる理由

不動産投資が儲からないと言われる背景には、いくつかの要因があります。主な理由を5つ挙げて説明します。

短期間での収益が低い

不動産投資は、一般的に長期的な視点で行うものです。短期間で大きな利益を得ることは難しく、この点が「儲からない」と感じる一因となっています。

不動産投資の収益は、主に賃料収入(インカムゲイン)物件売却益(キャピタルゲイン)から成り立ちます。賃料収入は毎月安定的に得られますが、物件価格に対する割合(利回り)は通常1年で数%程度です。また、物件の売却益を得るには、物件価格が上昇しなければならず、数年から数十年の保有期間が必要な場合が多いです。

このため、短期間で大きな利益を期待していた投資家は、「儲からない」と感じてしまうことがあります。

空室リスクによる収入の不安定さ

不動産投資の収入源である賃料は、物件に入居者がいる場合にのみ得られます。しかし、常に入居者が確保できるとは限りません。この「空室リスク」が、収入の不安定さにつながります。

空室期間中は賃料収入が得られないだけでなく、固定費(固定資産税、管理費など)の支払いは継続するため、投資家の負担が増加します。特に立地条件が悪い物件や、築年数が古く設備が古い物件、周辺の賃貸物件と比べて家賃が割高な物件、需要と供給のバランスが崩れている地域の物件では、空室リスクが高まる傾向があります。

空室リスクを過小評価したり、対策を怠ったりすると、予想以上に収益が低下し、「儲からない」と感じる原因となります。

資産価値の下落

ほとんどの不動産は、時間の経過とともに価値が下がります。資産価値が下落すると、将来の売却時に損失が発生する可能性があります。

資産価値の下落には、主に建物の経年劣化周辺環境の変化(人口減少、主要企業の撤退など)、不動産市場全体の低迷、新しい建築基準や法規制の導入など様々な要因があります。特に、バブル期に高値で購入した物件や、将来性を過大評価して購入した物件は、資産価値の下落リスクが高くなります。

資産価値の下落は、「儲からない」だけでなく、「損をする」結果にもつながる可能性があるため、慎重な検討が必要です。

表面利回りと実質利回りの誤解

不動産投資の利回りには、「表面利回り」と「実質利回り」があります。多くの投資初心者は表面利回りに注目しがちですが、実際の収益性を正確に把握するためには、実質利回りを理解することが重要です。

表面利回りは年間想定賃料収入を物件価格で割った値ですが、これは経費を考慮していないため、実際の収益性よりも高く見えることがあります。一方、実質利回りは経費を差し引いた後の収益を物件価格で割った値です。

経費には固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金、保険料、維持管理費(清掃、設備点検など)、ローン金利(借入れをしている場合)などがあります。これらの経費を考慮すると、実質利回りは表面利回りよりもかなり低くなることがあります。表面利回りだけを見て投資判断をすると、期待していた収益が得られず、「儲からない」と感じる原因となります。

ローン返済の負担

ほとんどの不動産投資において、投資家は物件購入時にローンを組みます。ローンを利用することで、少ない自己資金で投資を始められるメリットがありますが、同時に返済の負担も生じます。

ローン返済の負担が大きいと、賃料収入だけでローン返済ができない、予想外の支出(大規模修繕など)に対応できない、金利上昇時のリスクが高まる、長期間の固定費負担によるストレスが増大するなどの問題が発生する可能性があります。

特に、返済期間が長期にわたる場合、ライフステージの変化(結婚、出産、転職など)によって返済が困難になるケースもあります。ローン返済の負担が重すぎると、不動産投資が「儲からない」どころか、生活を圧迫する要因にもなりかねません。

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不動産投資で儲からない人の特徴

不動産投資で成功する人と失敗する人の違いは何でしょうか?ここでは、儲からない人に共通する特徴を3つ紹介します。

投資目的が不明確

不動産投資で儲からない人の多くは、明確な投資目的を持っていません。「なんとなく儲かりそう」「周りがやっているから」といった曖昧な理由で投資を始めてしまうのです。

明確な目的がないと、適切な物件選びができない、長期的な戦略を立てられない、リスク管理が不十分になる、投資の成果を正確に評価できないなどの問題が生じます。

投資目的としては、老後の安定収入確保、資産の長期的な増加、インフレヘッジ、相続対策などが挙げられます。目的に応じて、投資戦略や物件選びの基準が変わってきます。明確な目的を持つことで、的確な判断ができ、結果として収益性の向上につながります。

勉強不足・情報収集不足

不動産投資は複雑で、法律、税金、市場動向など、多岐にわたる知識が必要です。しかし、儲からない人の多くは、十分な勉強や情報収集をせずに投資を始めてしまいます。

勉強不足・情報収集不足により、不適切な物件選択、リスクの過小評価、税制優遇措置の見落とし、市場動向の誤認識、詐欺や悪質な勧誘への対応力不足などの問題が発生します。

不動産投資で成功するためには、継続的な学習と情報収集が欠かせません。不動産投資に関する書籍や専門誌の購読、セミナーやワークショップへの参加、不動産投資の専門家(税理士、弁護士など)へのコンサルティング、不動産投資家コミュニティへの参加、不動産市場レポートの定期的なチェックなどを通じて知識を深めることができます。

物件選びの失敗

不動産投資の成否は、物件選びに大きく左右されます。儲からない人の多くは、立地の重要性を軽視したり、将来性を過大評価したり、物件の状態(築年数、設備など)を見誤ったり、周辺の競合物件の調査を怠ったり、投資目的と合致しない物件を選択したりしています。

特に注意が必要なのは、安さだけを重視した物件選びです。確かに購入価格は重要ですが、それ以外の要素も総合的に判断する必要があります。

適切な物件選びのためには、立地条件(交通の利便性、周辺環境など)、物件の築年数と状態、賃貸需要の見込み、将来的な資産価値の予測、管理のしやすさ、投資目的との整合性などのポイントを押さえることが重要です。これらの要素を慎重に検討し、専門家のアドバイスも参考にしながら物件を選ぶことで、投資の成功確率を高めることができます。

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儲からない不動産投資の事例

ここでは、実際によく見られる儲からない不動産投資の事例を3つ紹介します。これらの事例を学ぶことで、同じ失敗を避けることができるでしょう。

ワンルームマンション投資の落とし穴

ワンルームマンション投資は、比較的少額で始められることから、不動産投資の入門として人気があります。しかし、いくつかの落とし穴があります。

ワンルームマンション投資商品は、中古であれば10%前後の高い表面利回りを謳っているものも多いのですが、実質利回りはその半分以下になることも珍しくありません。また、少子化や都市部への人口集中により、地方都市ではワンルームの需要が減少する可能性があります。

新築時は高値で販売されることが多く、築年数が経つにつれて急激に価値が下がるケースがあります。さらに、入居者の入れ替わりが頻繁で、空室が発生しやすい傾向があります。売却時には、個人向け住宅としての需要が少ないため、買い手が見つかりにくいこともあります。

ワンルームマンション投資を成功させるためには、立地選びが特に重要です。大学や企業が集中する地域など、安定した需要が見込める場所を選ぶことが鍵となります。

関連記事:ワンルームマンション投資に失敗する原因は?成功の秘訣を解説

新築物件への過度な期待

新築物件は、きれいで最新の設備も整っているため、投資対象として人気があります。しかし、儲からないケースもあります。

新築物件は中古物件と比べて割高になりがちで、この高い初期投資が収益性を圧迫することがあります。また、築年数が経つにつれて急激に価値が下がる傾向があり、特に最初の5年間で大きく価値が下落することがあります。

また、新築物件が建つエリアは開発が進んでいることが多く、その後も新しい物件が建ち続ける可能性があります。これにより、競争が激化し、賃料の値下げなどが求められるリスクもあります。さらに、新築物件でも入居者のニーズに合わせた追加工事や設備の導入が必要になることがあり、これらの費用が予想以上にかかる場合があります。

新築物件に投資する場合は、将来的な価値下落を見込んだ上で、長期的な収益計画を立てることが重要です。また、周辺環境の発展性についても十分に調査する必要があります。

サブリース契約のリスク

サブリース契約とは、不動産オーナーが管理会社に一括して物件を貸し出し、管理会社が入居者を募集して転貸する仕組みです。一見、安定した収入が得られるように見えますが、いくつかのリスクも存在します。

最大のリスクは、定期的に設定賃料が見直され、家賃が大幅に引き下げられる可能性があることです。オーナーがこれを拒否すると、契約解除となる可能性もあります。

さらに、サブリース契約では物件の管理権限がサブリース会社に移るため、オーナーが物件の運営や入居者の選定に関与できなくなることがあります。

サブリース契約を検討する際は、契約内容を十分に理解し、リスクを慎重に評価することが重要です。また、サブリース会社の財務状況や実績についても詳細に調査する必要があります。

関連記事:サブリース問題とは。サブリースのトラブル事例と対処方法

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儲かる不動産投資のポイント

ここまで、不動産投資が儲からない理由や事例について見てきました。では、どうすれば儲かる不動産投資を実現できるのでしょうか。不動産投資で成功するための重要なポイントを紹介します。

長期的視点での投資計画

不動産投資で成功するためには、長期的な視点を持つことが不可欠です。短期的な利益を追求するのではなく、10年、20年先を見据えた投資計画を立てることが重要です。

長期的な視点を持つことで、市場の短期的な変動に左右されにくくなり、複利効果により資産価値が増加する可能性が高まります。また、税制優遇措置を最大限に活用でき、物件の価値向上に時間をかけて取り組むこともできます。

長期的な投資計画を立てる際は、自身のライフプランと合わせて考えることが大切です。将来の資金需要や退職後の収入計画なども考慮に入れながら、投資戦略を組み立てていきましょう。

実質利回りに基づく物件選び

前述の通り、表面利回りだけでなく実質利回りを重視することが重要です。実質利回りを正確に計算するためには、固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金、保険料、維持管理費、ローン金利、そして空室率の想定など、様々な要素を考慮する必要があります。

これらの経費を全て考慮した上で、実質的な収益性を評価しましょう。また、将来的な経費の増加(大規模修繕など)も見込んでおくことが大切です。慎重な計算と予測により、より現実的な投資判断が可能となります。

立地と需要を考慮した物件選定

不動産投資の成功の鍵を握るのが、立地選びです。優れた立地の物件は、安定した需要が見込めるだけでなく、将来的な資産価値の維持・向上も期待できます。

立地を評価する際は、交通利便性、生活利便施設の充実度、周辺の開発計画や再開発の可能性、地域の人口動態や産業の状況、自然災害のリスクなど、多角的な視点で分析することが重要です。

その地域特有の需要も考慮することが大切です。例えば、大学周辺であれば学生向けの物件、ビジネス街であればビジネスパーソン向けの物件など、ターゲットを明確にして物件を選定しましょう。地域の特性と需要を深く理解することで、より安定した投資が可能となります。

適切な資金計画とローン戦略

不動産投資では、多くの場合ローンを活用することになります。適切な資金計画とローン戦略を立てることで、投資のリスクを軽減し、収益性を高めることができます。

自己資金と借入金のバランス、金利タイプの選択(変動金利vs固定金利)、返済期間の設定、繰り上げ返済の活用、複数の金融機関での金利比較など、様々な要素を考慮して最適なローン戦略を立てましょう。

また、ローンを組む際は、将来的な金利上昇のリスクも考慮に入れておくことが大切です。無理のない返済計画を立て、予期せぬ事態にも対応できるよう、余裕を持った資金計画を立てましょう。慎重な計画により、長期的に安定した投資が可能となります。

関連記事:不動産投資ローンの金利相場の目安|低金利で借りる5つの方法

継続的な市場分析と学習

不動産市場は常に変化しています。成功する投資家は、継続的に市場動向を分析し、新しい知識を学び続けています。

不動産関連のセミナーやワークショップへの参加、専門書や業界誌の定期的な購読、不動産投資家コミュニティへの参加、不動産市場レポートの定期的なチェック、税制改正や法改正の情報収集など、様々な方法で常に最新の情報と知識を得るよう心がけましょう。

また、自身の投資実績を定期的に分析し、改善点を見出すことも重要です。失敗から学び、成功事例を参考にしながら、投資スキルを磨いていきましょう。継続的な学習と自己分析が、長期的な成功につながります。

リスク分散戦略

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資における鉄則があるように、不動産投資でもリスク分散は重要な戦略です。複数の物件に投資したり、異なるタイプの不動産に投資したり、地域を分散させたり、さらには不動産以外の資産にも投資したりすることで、リスクを分散することができます。

リスク分散を行うことで、一つの物件や地域の不調が全体の投資パフォーマンスに与える影響を軽減することができます。多様な投資先を持つことで、市場の変動に対してより強靭なポートフォリオを構築することが可能となります。

ネットワークを活用した情報収集

不動産投資の世界では、良質な情報と信頼できるネットワークが成功の鍵を握ります。不動産投資家の交流会やイベントへの参加、不動産業者や金融機関との良好な関係構築、オンライン上の不動産投資コミュニティへの参加、地域の不動産オーナー会への加入など、様々な方法でネットワークを広げ、情報収集を行いましょう。

良質なネットワークを持つことで、市場に出る前の物件情報や、信頼できる業者の紹介など、貴重な情報を得ることができます。人脈を広げ、信頼関係を構築することで、より有利な投資機会を掴むことができるでしょう。

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コラム監修

コラム監修

伊藤 幸弘(いとう ゆきひろ)
株式会社TOCHU(トウチュウ)代表取締役
投資マンション専門家/不動産コンサルタント

プロフィール

2002年より投資用中古ワンルームマンション売買のキャリアをスタート。
20年以上にわたり投資マンション市場に携わり、売主・買主双方のリアルな課題解決を通じて、個人投資家の資産形成をサポートしてきた。
2014年に株式会社東・仲(現:株式会社TOCHU)を設立。
投資用中古ワンルームマンションを中心とした売買仲介・買取事業を展開し、これまでの取扱実績は20,000件以上。
現在、会社には年間7,000件以上の投資マンション売却・不動産投資に関する相談 が寄せられており、多くの投資家の売却戦略や資産運用をサポートしている。
2025年には業界初となる価格透明化サービス 「TOCHU iBuyer」 を展開。
中古投資マンション市場の価格不透明性を解消し、投資家が適正価格で売却できる仕組みづくりを推進している。
「誠実な取引こそが市場の信頼をつくる」という理念のもと、 投資マンション市場の健全な発展を目指して活動している。

専門分野

・投資マンション売却
・投資マンション買取
・オーナーチェンジ物件売却
・不動産投資コンサルティング

メディア掲載・業界実績

投資マンション売却・不動産投資の専門家として、各種メディアや業界媒体で紹介されている。
・NHKにて不動産市場に関する取材
・「住宅新報」にてTOCHU iBuyerが紹介
・「リフォーム産業新聞」にて企業取り組みが掲載
・不動産業界メディア「リビンマガジンBiz」にてサービス紹介
・不動産オーナー向け専門誌「月刊 地主と家主」に書籍が掲載
・ERA LIXIL不動産ショップ全国大会にて成績優秀により複数回受賞。
・不動産業界団体 投資不動産流通協会 の会員として研修・研究活動に参加。
・JAPAN BUILD 「不動産テックEXPO」 のセミナー登壇
不動産取引のデジタル化・透明化に向けた取り組みを発信している。

保有資格

・公認 不動産コンサルティングマスター
・宅地建物取引士
・ファイナンシャル・プランニング技能士
・賃貸不動産経営管理士
・投資不動産取引士
・競売不動産取扱主任者
・日本不動産仲裁機構 認定ADR調停人

著書・実績

『投資ワンルームマンションをはじめて売却する方に必ず読んでほしい成功法則』(クロスメディア・パブリッシング)

『マンション投資IQアップの法則 〜なんとなく投資用マンションを所有している君へ〜』(CHICORA BOOKS)

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