投資マンション売却
意外に知らない!?投資ワンルームマンション売却は仲介と買取の2種類がある
投資マンション売却する際には、「仲介」と「買取」という2種類の方法があります。はじめての売却をされる方のために、これらの違いについてご説明をいたします。
不動産の取引きに慣れていないと、仲介も買取も同じように感じる方も多いかと思います。同じくマンションを売るのですが、その手法が違うので、メリット、デメリットがそれぞれ発生しますので、投資ワンルームマンションを売却する前に知っておいて欲しい基礎知識になります。
投資マンションの仲介について
「仲介」の場合には、売却する物件の媒介契約(売却依頼)を不動産会社と締結します。その後、買主と売買契約が成約した際に、成功報酬として仲介手数料を支払います。売却価格×3%+6万円〔別途消費税〕という仲介手数料がかかります。そして、価格や条件に合う買主を、市場から探してくる必要があるというのが「買取」との大きな違いです。
※媒介の種類と、費用についてはそれぞれ下記のコラムから確認ください。
ワンルームマンション売却の前に、必ず知っておくべき媒介契約の種類
https://wp.me/p6PzxY-1Qa
https://wp.me/p6PzxY-1Qd
投資ワンルームを、好条件ですぐに欲しいという買主が見つかればいいのですが、なかなか見つからない場合もあります。
確実に売却できる価格はないので、成約にならない場合は、価格改定を行い、金額を徐々に下げて申し込みを待つ事になります。
営業活動の期間が、想像以上に長期間にことになる場合もあります。買主様のタイミングや、ライバルとなる売物件の売出しの状況など、運による要素もあります。買主様も、予算、立地、築年数、利回り、駅距離、物件の見た目の印象など、様々な購入希望の条件がありますので、簡単に申込になりません。
特に、多数の購入見込みの買主を抱え込んでおらず、投資ワンルームマンションのお客様の数が少ない不動産会社(大手流通不動産、地場業者、賃貸管理会社)の場合は、ポータルサイト広告を掲載したり、レインズに掲載を行って、希望者からの問合せを待つ形になりますので、費用と時間がかかる傾向があります。
さらに投資ワンルームマンションの営業に、不慣れな担当者の場合は、投資希望のお客様との条件交渉が上手くできずに、価格が折り合わないこともあります。仲介による結果は、売却を依頼をする不動産会社の能力によっても大きな影響を受けます。
投資マンションの買取について
「買取」の場合には、不動産会社が直接物件を買い取って、そこからまた転売する形になるので、買主を探す必要がない為、売却は確実にできます。
また、融資特約(購入希望者がローンが組めない場合は白紙になる契約)などもありませんので、契約をすれば期日までに確実に現金化できます。さらに、売却後のトラブルも買主である不動産会社が責任を負いますのでメリットがあります。
特に空室の物件などは、リフォームやリノベーションの工事がいらず費用を抑えることができます。
しかし、諸経費や税金や不動産会社の利益などの関係で、売却価格はどうしても相場価格と比べて安くなってしまいます。実際の取引きでは、相場価格から、1割以上の最終的な利益が見込めないと、売れないリスクを取って買取をする不動産会社はほぼありません。
仲介と買取どちらを選ぶか
両者の使い分けとしては、可能な限り高く売りたい、時間に猶予がある方は「仲介」、時間と手間をかけずに確実に売りたい方は「買取」を希望されるケースが多いです。
ちなみに、TOCHU(とうちゅう)での取引きの割合は、95%近くが仲介になり、残りが買取になるイメージです。投資ワンルームマンションの買取で多いケースは、相続、離婚、リースバック、任意売却など明確な期日と条件が決まっていることが多くなります。
どちらにもメリットデメリットがありますので、お客様の状況やご希望に合わせて、賢く選択をする必要があります。
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