
「投資ワンルームマンションを売ろう」と、何の理由もなく思う人はいないでしょう。必ず理由があるはずです。このコラムでは、売却する理由について紹介します。
例えば、「月々の赤字が大きい」「利益を確定したい」「物件が古くなった」「相続させたくない」「空室が埋まらない」「確定申告がめんどくさい」というように、人それぞれの売る理由があるのです。あなたも一度考えてみませんか?

ワンルームマンション売却の相談理由TOP5
なぜ、投資ワンルームマンションを売却なのかを明確にする
「なぜ売るのか」を確認してください。
例えば「半年後に退職になるので、その時までに売りたい」という理由であれば、「半年以内に買い手を見つけて引き渡しも終える」というスケジュールが理想的です。
そして、すぐに投資ワンルームマンションの売却活動を始めなければいけません。スタートが遅れ、売れるまでに時間がかかってしまうと、
想定の期間で売れないという事態になるかもしれません。
また、期限から逆算した売却活動が必要となります。
「家賃がしっかりとれているので、売り急がなくていいけど、利益を確定したい」という理由の方もいるでしょう。
そうであればあわてて売る必要はないわけですから「時間がかかっても、できるだけ良い条件で売却する」という目標になります。
まずは、相場価格を知り、高く売り出し結果を待つのもいいでしょう。
「月々の収支がマイナスで苦しい」という場合は、
「早く、損失をできるだけ少なく売却する」ことで、収支を健全化することが急務になります。
収支のシュミレーションをして、状況によりますが、売却の前に、繰り上げ返済をして
収支を回復することもありかもしれません。
このように「売る理由」をしっかり理解する事は、「売却を完了させるための目標設定」を明確にすることなのです。
「私は〇〇という理由なので物件を売る。だから〇月までに完了することを目標にする」と明確にするのです。これが、投資ワンルームマンション売却の目標です。
そして、この目標から、今度は「どのような方法で売っていくのか」を計算していくのです。
売る理由と明確な目標をもとことで、取引の達成率が変わってきます。さらに、取引が終わったあとの満足度も高くなるのです。
売却理由によっては、価格や売れやすさに影響はある?
売却理由によって、売却方法などに違いはある?
売却しなければよかったと後悔するようなケースはある?
まずはご相談ください!
投資マンションの売却に対して目標をもって取り組むことが必要
優秀なアスリートや営業パーソンは、難しい目標であっても次々と達成していきます。彼らは「目標達成のためには、目標から現在地までを逆算をすればいい」と共通していいます。
4年に1度のオリンピックで金メダルを目指すのであれば、4年後の本番に最高のコンディションで臨むためにどうすればいいのか、現時点から何をするのかを逆算しているのです。
予算を必達したい営業パーソンなら、予算目標を定め、その予算を達成するには、今、そしてこれから、何をどのタイミングで行うかを明確にするのです。
「半年後までに何としても売りたい」と思えば「遅くとも4カ月後までには売買契約をしておく必要がある」とか「はじめの1カ月は高めに売り出しても、2ヶ月目からは値下げをして引き合いを増やし、契約する」と目標に向かって逆算を行うのです。
売る理由を見きわめ、明確にし、そして逆算して、目標を達成すること。本当に大切なことは、「当たり前のこと」の中にあります。
そして、理由が明確になったら、売却を実現できる不動産会社を選定しなければなりません。インターネットで調べたり、一括査定サイトなどで比較するのも必要です。
投資ワンルームマンションの「売る理由」を理解してくれて、高く売却できるような営業力のある良きパートナーを選び、売却を成功させましょう。不動産会社選定のポイントは下記よりご覧ください。
売却理由は正直に告げるべき?
投資用ワンルームマンション売却をお願いするべき不動産会社選定のポイント
https://www.to-chu.co.jp/column/7179/
代表取締役伊藤幸弘
ワンルームマンション売却の理由ランキング、第5位は「所有することへの面倒さ」です。購入時の情熱が薄れ、収支はプラスなのにもういいかと判断される。これは最後まで本質的な理由が見えてこない不思議なケースですね。
第4位は「高齢化に伴う相続対策」です。相続税対策として保有していた物件を、相続予定者である子どもたちからこのような物件は不要と言われるケース。相続税の圧縮を意図して購入したものの、子ども世代からすると管理の手間を避けたいという判断があるようです。
第3位は「資金回収・利益確定」。次の投資に向けた資金化や、より収益性の高い物件への買い替えを意図したものです。アパートへの買い替えや、経年による物件の入れ替え、株式投資への資金移動などが具体例として挙げられます。区分マンションは利回り5~6%程度の安定運用なので、より積極的な投資を目指す方の判断ですね。
第2位は「現在の価格上昇を捉えた売却」。これは比較的最近の傾向です。特にこれまでキャッシュフローがマイナスだったオーバーローン物件で、売却価格がローン残高を上回ってきた案件が該当します。ここ7~8年は価格上昇が継続しているためです。
そして第1位は「収支悪化」。全体の3~4割を占める理由です。購入当初に借り入れたローンも、最初は問題なくても、負債額の大きさに次第にプレッシャーを感じるようになる。軽度の不安から深刻な資金繰り悪化まで、状況は様々です。なお、既に返済が困難になっている層は売却自体が難しく、このランキングには表れていない点も注目すべきでしょう。